世界における霊芝の生産は中華人民共和国、日本、韓国が上位であり、
やや古いデータになりますが、1997年のデータでは世界の総生産量は、
約4,300トン、そのうち世界最大の生産国の中国の生産量は、
約3,000トンで、残りの1,300トンは韓国、台湾、日本、タイ、米国、
ヴェトナム、インドネシア、スリランカなどで生産されております。
ほかの統計でも、中国の生産量が、世界の半分以上を占めているとされ
ており、霊芝の生産は、中国を中心とした台湾、日本、韓国といった
東アジアが占め、それに米国以外は東南アジア諸国が続くなど、
中華圏および伝統的にその影響下にあった国や地域で重要視
されてきたことがわかります。
華人が人口の4割程度を占めるマレーシアのDXNグループは有力
生産企業の一つで、年間で約70トンの生産量を誇り、1社で
世界の総生産量の1%を占めると推計されています。
また、世界では少なくとも100以上のブランドと780以上の霊芝商品が
販売されていると推計されており、霊芝の最大のマーケットは、
米国とされています。
霊芝の研究に従事する研究機関の数は100以上とされています。
世界的に需要は急速な伸びを示しておりますが、既存の商品は、
顧客の満足に必ずしも答えることができていないのが実情です。
GMPの導入、効能の科学的証明の一層の提供など、業界が取り組むべき
課題はございますが、日々当社を含めた各企業は改善のために、また
お客様のご期待に応えるべく奮闘しております。