北広島でキノコ収穫ピーク
健康食品の原料にもなるキノコ、霊芝の収穫が、北海道霊芝の北の里研究所(北広島市)のビニールハウスでたけなわだ。
霊芝はマンネンタケ科のキノコで、豊富に含まれる多糖類のβ(ベータ)グルカンは毎日を元気にする効果があるとされる。煎じ茶やサプリメントに加工される。
同社は2010年、独立行政法人産業技術総合研究所北海道センターと共同研究を開始。見た目が「鹿の角」のように栽培すると、βグルカン含有量が最多になるという。
1月に約3600個の菌床を作り、従業員5人が今月17日から収穫を始めた。年内に約5トンを収穫する予定。
同社営業部長の戸部耕三さんは「北海道はまだ木となるミズラナの供給が安定していて、栽培に最適」と話す。