嶋田貴志先生のプロフィール
平成16年4月 中国南京医科大学国際アレルギーセンター 客員研究員
平成19年4月 大阪市立大学医学部第二内科客員研究員
平成22年10月 国立長寿医療研究センター 研究生
平成22年10月 京都府立医科大学 生体免役制御学講座 特任講師
令和2年6月 北海道大学医学部遺伝子病制御研究所 シンバイオティクス研究部門 客員准教授
業績
英語論文 27報、日本語論文 37報、中国語論文 3報、特許登録 7件
専門分野
乳酸菌：培養、分類、機能性試験、製品化、販売
腸内細菌：健康及び疾病との関連
高血圧症：リスクと予防•治療
免疫一般：各論から応用
がん：予防と増殖抑制、移転抑制
感染症：ウイルス、細菌、真菌
アレルギー：花粉症をはじめとする各種アレルギー細胞試験、動物実験、臨床試験
アレルゲン：環境アレルゲン（ダニ、花粉など）
霊芝とは、マンネンタケ科に属する一年生のキノコの一種です。 2000年ほど昔の中国、後漢の時代（25-220）にまとめられた『神農本草経』という漢方薬（中医薬）に触れた文献の中に「命を養う延命の霊薬」として記載されています。 また、無毒であり、長い間連続して取り入れても問題ないと記されています。 現代医学においても、動物実験や人での臨床試験において、適切な量を食べるのであれば、安全性は非常に高いことが示唆されています。 如何に素晴らしい効果・効能を示す薬品や食品であっても、毒性があったり、副作用があったりと安全性が低いものでは、意味がありません。 霊芝の効用は順次示しますが、それ先立って、霊芝が安全であることは非常に意味のあることなのです。
霊芝は2000年以上前から中国において、「命を養う延命の霊薬」として知られており、非常に長きに亘り、健康に良いキノコとして珍重されています。
具体的な効果として多く報告されておりますが、関連法律のためここで省略させて頂きます。
昔から利用されてきた霊芝ですが、近年、アメリカやヨーロッパでその有効性が注目を浴びており、飛躍的に研究が進み、その効果だけでなく、メカニズムも含めた報告が飛躍的に増えています。
古くて新しい霊芝は今後もさらに研究が進み、私たちの健康に役立つものになると信じています。
霊芝の機能性は、科学的に証明されつつあります。残念ながら、全ての効果・効能およびその成分やメカニズムの解明には至ってはいませんが、この数年の間に数百報もの論文が発表されています。
有効成分の一つとして、β-グルカンと呼ばれる多糖体です。霊芝のβ-グルカンは直鎖状に分岐のある形をしており、元気を保つ効果があると発表されています。さらに、霊芝にはガノデリン酸と呼ばれる、霊芝にしか存在しない成分が含まれています。難しい言葉になりますが、「トリテルペン」に分類されます。霊芝の学名である「ガノデルマ ルシダム」から名付けられました。
数十種類のガノデリン酸がありますが、色々な効果が期待できるとされています。
今後のさらなる研究報告が待たれます。
これまでは、一般的な霊芝の話を述べてきましたが、今回は「北海道霊芝」の特徴を記述していきます。
現在、世の中に出回っている霊芝は、自然に生育したものではなく、人工的に培養・栽培させています。
そのため、霊芝の栽培には、植物でいう土に相当する、原木が非常に重要となります。北海道霊芝は厳しいながらも、豊かで清らかな北海道の大地で育ったナラの原木を使用しています。
当然、農薬や化学肥料は一切使用していません。
北海道霊芝について、300種以上の農薬成分を分析し検出されないことを確認しています。
さらに、培養・栽培、刈り取り、乾燥、粉砕、製品化まで、一貫生産しているため、全ての製品について、追跡調査（トレーサビリティ）が可能です。
これらの実績から、農林水産省規格である「有機JAS認証」を農産および加工の両方で取得しています。これは、機能性作物は当然ですが、一般の農作物・加工でも非常に珍しいことです。
様々な霊芝の製品は存在しますが、その栽培方法から製品に至るまで、安心・安全に気を配った製品は、とても稀有な存在といえます。
